私たちのAIとの向き合い方
危険を知り、学びを止めない
AIはいま、社会や教育の現場に急速に浸透しつつあります。
便利である一方で、リスクや不安の声も聞かれます。
「AIに頼りすぎて孤独感が強まるのではないか」
「誤った情報に惑わされてしまうのではないか」
こうした懸念は決して大げさなものではありません。実際、専門家や研究者も、AIへの依存や誤用が人間の心に悪影響を及ぼす可能性を指摘しています。
私たちは、その危険性を無視するつもりはありません。
むしろ、危険だからこそ正しく向き合う必要があると考えています。
AIは薬にも毒にもなる
AIは人を支える存在にもなれば、人を惑わせる存在にもなり得ます。
例えば、孤独なときにAIに強く依存してしまうことや、クリエイターの声や作品が無断で学習に使われてしまうことは、すでに現実の課題となっています。
私たちは、こうした危険を冷静に直視します。
そのうえで、「学びを止めない」姿勢を選びます。
クリーンで健全な活用を大切に
AI活用においては「クリーンさ」が欠かせません。
例えば声優やイラストレーターの表現が、
本人の知らないところで無断利用されてしまうようなことは
あってはならないと考えます。
だからこそ私たちは、
- 誰も傷つけない
- 権利を侵さない
- 透明で健全な使い方を選ぶ
という姿勢を明確にします。
AIは人間の努力や表現を奪うものではなく、
人間の可能性を広げるパートナーであるべきです。
私たちの立場
当社は、AIとの向き合い方を以下のように整理しています。
危険性を直視する
依存や誤情報、権利侵害などの
リスクを隠さず共有します。
健全な学びと実験
実際に触れ、試し、
良い点も悪い点も理解したうえで
活用方法を探ります。
人間中心の視点を守る
AIを過度に擬人化せず、
最終的な判断は必ず
人間が担います。
未来志向で取り入れる
恐れずに、共存の道を模索します。
クリーンさを大切にする
誰の権利も侵害しないAI活用を目指します。
生徒や利用者様を託せる会社であるために
教育現場でAIを活かすとき、私たちは必ず
「リスクを理解したうえで進む」姿勢をとります。
だからこそ、生徒や子どもたちが安心してAIを体験し、
学びを深められる環境をつくることができます。
「危険だから遠ざける」のではなく、
「危険を知り、クリーンに学びを止めない」。
この立場こそが、ひとりひとりの学ぶ人間にとって
最も健全で現実的な道筋だと信じています。
おわりに
AIはまだ新しい道具であり、使い方によって薬にも毒にもなります。
私たちはその危険性を直視しつつ、学びを止めず、
そして誰も傷つけないクリーンな形で未来に活かしていきます。
これが、私たちの会社としてのAIとの向き合い方です。
参考資料:国際的・倫理的根拠
私たちのAIとの向き合い方は、国際的なAI倫理とガバナンスの議論と深く共鳴しています。
国際機関との一致
- ユネスコAI倫理勧告:「比例性と無害性」「人間による監督と決断」の原則
人工知能の倫理に関する勧告 - 文部科学省 - G7広島AIプロセス:「安全・安心で信頼できるAI」の実現
広島AIプロセス - 総務省 - 国連の新たな取り組み:AIガバナンスに関する国際協力の促進
国連の新たなAIガバナンス・メカニズム - 国連広報センター
日本の政府ガイドラインとの整合性
- AI事業者ガイドライン:経済産業省による実践的指針
AI事業者ガイドライン - 経済産業省 - AI利活用ガイドライン:総務省による包括的指針
AI利活用ガイドライン - 総務省 - AI社会実装ガイドライン:人間中心の社会の実現
情報通信白書 - 総務省
これらの根拠は、私たちの立場が一過性の流行ではなく、
グローバルな規範に合致した、深く考察されたものであることを示しています。